ノース・テキサス大学音楽学部においてFocusriteのRedNetコンポーネントの大規模な導入が行われました。合計44台のRedNetユニットが、イーサネットベースAudio over IPネットワークインフラストラクチャであるDante™インターフェイスとして機能し、それぞれレコーディングコントロールルームを持つ2つのメインホール、およびポータブルジャズワークショップの間を合計64入出力で接続しています。

各7台のRedNet 1およびRedNet 2がI/Oインターフェイスとして使用され、さらに6台のRedNet D16 AESインターフェイスがDanteオーディオネットワーク上で16チャンネルのAES/EBU接続を提供します。RedNet D64RのペアはDanteネットワークとMADI / AES10セットアップのリンクを構成、そして4台のRedNet HD32Rユニットでは、Pro Tools|HDユーザーがDanteデジタルオーディオネットワークシステムのあらゆるメリットを活用することができます。17台のRedNet MP8Rユニットは、8チャンネルのリモートコントロールのマイクプリアンプとDanteネットワークへのA/D変換を行い、さらにRedNet 3は最大32入出力とソフトウェアリモートコントロールを提供し、デジタルオーディオシステムおよびコンポーネントをRedNetネットワークに接続します。システムは、A/Vシステムデザインおよび施工会社、Audio DAWg (オーナー:Spunky Brunone氏、テキサス州アービング) により設計・販売され、大学でのシステムの導入作業は今年の8月に実施されました。

「2棟の建物と複数のスペースを接続する必要があり、アップグレードの一環としてホールのフロント・オブ・ハウスにYamaha CL5コンソールといった新しい機器が導入されました」と、彼は述べます。「ジャズプログラムでは、招聘するアーティストのグレードも人数もどんどん増しているので、必要なチャンネル数も増える一方です。そのため、2棟の建物から成る施設全体を接続でき、さらにチャンネル数を増やすことができるソリューションを求めていて、RedNetとDanteの組み合わせはこれをかなえてくれるものでした」

Spunky Brunone氏は、このような複雑でスペースがいくつもある環境下では、RedNet/Danteの組み合わせが完璧なソリューションであると考えています。「Danteにより、ノース・テキサス大学のような大きな学校において優れたコストパフォーマンスで効率の良いオーディオ伝送が可能となります。そして、RedNetはあらゆる種類の接続に対応するインターフェイスです。これは素晴らしい組み合わせです」